
文章を見直す
書き終えたあとに見直すと、文章はもっと読みやすくなります。最初からきれいな文章を書こうとしすぎると、手が止まりやすくなります。まずは最後まで書くことが大切です。そのあとで直すと考えると、文章は書きやすくなります。
見直しでは、「まちがいを探す」だけでなく、「読む人に伝わりやすいか」も確認します。
見直す順番を決める
見直すときは、つぎの順番で確認します。
- 内容が伝わるか
- 文が長すぎないか
- 段落が分かれているか
- 具体例が入っているか
- 同じ言葉をくり返しすぎていないか
- 誤字や脱字がないか
- 句読点は読みやすいところにあるか
最初からすべてを直そうとすると、どこを見ればよいかわかりにくくなります。まず、内容が伝わるかを確認します。つぎに、文の長さや段落を見直します。最後に、言葉や文字のまちがいを確認します。
いちばん言いたいことが伝わるか見る
まず、文章全体を読んで、いちばん言いたいことが伝わるかを確認します。書く前に決めた「いちばん言いたいこと」と、書き終えた文章の内容が合っているかを確認します。
たとえば、「発表で最後まで話せてうれしかった」と伝えたい文章なのに、資料作りや準備の話が長くなっていると、何をいちばん伝えたいのかがわかりにくくなります。そのときは、発表とあまり関係のないところを短くし、話している場面をくわしくすると伝わりやすくなります。
長すぎる文を短くする
つぎに、文が長すぎないかを確認します。読んでいて途中で息が苦しくなる文や、意味がわかりにくくなる文は、短く分ける合図です。
- 発表で人前に立って、最初は緊張していたけれど、資料を何度も見直していたので、最後まで話すことができ、自信が持てました。
この文は、つぎのように分けられます。
- 発表で人前に立ちました。
- 最初はとても緊張していました。
- でも、資料を何度も見直していたので、最後まで話すことができました。
- 自信が持てました。
段落が分かれているか見る
段落も見直します。時間や場所、話題が変わるところで段落を分けると、読む人に話の順番が伝わりやすくなります。
- 発表前の気持ち
- 発表しているときのこと
- 発表を終えたあとの気持ち
このようにまとまりごとに分けると、何の話をしているかがわかりやすくなります。
具体例が入っているか見る
具体例が入っているかも大切です。「楽しかった」「うれしかった」「すごいと思った」だけで終わっているところがあれば、何がそう思わせたのかを書き足します。
- うれしかったです。
より伝わりやすくするなら、こう書けます。
- 発表が終わったあと、友だちから「内容がわかりやすかった」と言われました。その言葉を聞いて、とてもうれしくなりました。
同じ言葉をくり返していないか見る
同じ言葉をくり返しすぎていないかも確認します。
- 緊張しました。発表も緊張しました。質問に答えるときも緊張しました。
同じ言葉が続くと、読みにくく感じます。言い方を変えたり、具体例を足したりすると自然になります。
- 発表は緊張しました。とくに、聞いている人の前で資料を見せながら説明するとき、落ち着いて話すことを意識しました。質問に答える時間もありましたが、最後まで自分の考えを伝えられました。
誤字や脱字を最後に確認する
最後に、誤字や脱字、句読点を確認します。内容を直す見直しと、文字のまちがいを直す見直しは、分けて行うと見つけやすくなります。
声に出して読んでみる
声に出して読むのもおすすめです。声に出すと、長すぎる文、読みにくい文、言葉が足りない文に気づきやすくなります。
見直しでは、つぎのような印をつけることもあります。
- 短くするところ
- くわしくするところ
- 順番を入れかえるところ
- 消してもよいところ
- まちがっている字
文章を直すことは、失敗を見つけることではありません。読む人にもっと伝わりやすくするために、文章を読みやすくしていくことです。
おさらい
- 書き終えたら、必ず見直す。
- 最初に内容を見て、最後に誤字や脱字を見る。
- 文が長すぎないか確認する。
- 段落が分かれているか確認する。
- 気持ちだけでなく、具体例があるか見る。
- 声に出して読むと、読みにくいところに気づきやすい。
文章は、一度書いて終わりではありません。見直して少しずつ直すことで、読みやすく、伝わりやすい文章になります。