段落を分ける

段落を分ける

読みやすい文章を書くためには、段落を分けることが大切です。段落とは、文章のなかの小さなまとまりのことです。

ずっと同じ調子で文章が続くと、読む人は「どこで話が変わったのか」がわかりにくくなります。段落を分けると、話のまとまりが見えます。何の話をしているのかもわかりやすくなります。

話のまとまりごとに分ける

たとえば、つぎの文章があります。

  •  発表の前日に、資料をもう一度読み直しました。説明が長くなりそうなところには印をつけ、短く話せるようにメモを作りました。当日は、発表の順番が近づくにつれて緊張しました。人前に立つと少し声がふるえましたが、聞いている人を見ながら、落ち着いて話すことを意識しました。発表が終わったあと、友だちから「内容がわかりやすかった」と言われました。準備をしておくと、自信を持って話しやすくなるのだと感じました。
原稿用紙アプリで確認

内容はわかりますが、できごとがずっと続いているので、読みにくく感じます。話のまとまりごとに段落を分けると、読みやすくなります。

  •  発表の前日に、資料をもう一度読み直しました。説明が長くなりそうなところには印をつけ、短く話せるようにメモを作りました。
  •  当日は、発表の順番が近づくにつれて緊張しました。人前に立つと少し声がふるえましたが、聞いている人を見ながら、落ち着いて話すことを意識しました。
  •  発表が終わったあと、友だちから「内容がわかりやすかった」と言われました。準備をしておくと、自信を持って話しやすくなるのだと感じました。
原稿用紙アプリで確認

話が変わるところで分ける

段落は、話が変わるところで分けます。

  • 時間が変わるとき
  • 場所が変わるとき
  • することが変わるとき
  • 考えや気持ちが変わるとき
  • 説明する内容が変わるとき

作文では、特に「時間」「場所」「気持ち」が変わるところで段落を分けると、読みやすくなります。

作文や感想文での分け方

たとえば、発表について書くなら、つぎのように分けられます。

  • 発表の準備をしたこと
  • 人前で話したときのこと
  • 発表を終えたあとの気持ち

読書感想文なら、つぎのように分けられます。

  • 本を読もうと思った理由
  • 心に残った場面
  • 自分が考えたこと
  • 読んだあとに変わった気持ち

先にまとまりを考えておくと、何をどこに書くか決めやすくなります。

ひとつの段落にはひとつの話題を書く

段落は長すぎても短すぎても読みにくくなります。ひとつの段落に入れる話は、ひとつにしぼります。

たとえば、つぎの文はひとつの段落にまとまっています。

  •  発表の前日に、資料をもう一度読み直しました。説明が長くなりそうなところには印をつけ、短く話せるようにメモを作りました。

この段落では、「発表の準備をしたこと」が中心になっています。つぎに「発表しているときのこと」を書くなら、新しい段落にするとわかりやすくなります。

  •  当日は、発表の順番が近づくにつれて緊張しました。人前に立つと少し声がふるえましたが、聞いている人を見ながら、落ち着いて話すことを意識しました。

原稿用紙で段落を書くとき

新しい段落を書くときは、改行してつぎの行から1マス空けて書き始めます。会話文を書くときは、改行してつぎの行から1マス空けずに書き始めます。

書き終えたら段落ごとに見直す

文章を書き終えたら、段落ごとに「この段落では何を言っているか」を確認します。ひとつの段落のなかに、別の話が入っていたら、そこで分けると読みやすくなります。

おさらい

  • 段落は、文章の小さなまとまり。
  • 話が変わるところで段落を分ける。
  • 時間、場所、すること、気持ちが変わるところを目安にする。
  • ひとつの段落には、ひとつの話題を入れる。
  • 原稿用紙では、新しい段落の最初を1マス空ける。

段落を分けると、読む人に、話の順番が伝わりやすくなります。書く人も、何をどこに書くか決めやすくなります。