
書く前に考える
文章を書くときは、先に「何を書くか」を考えておくと書きやすくなります。書くことが決まっていないまま始めると、途中で何を書けばよいかわからなくなります。話もあちこちに広がりやすくなります。
書く前に考えたいことは、つぎの3つです。
- 何を書くか
- だれに伝えるか
- いちばん伝えたいことは何か
「何を書くか」を決める
まず、何について書くのかを決めます。発表について書くのか、読んだ本について書くのか、休みの日のできごとについて書くのか。何について書くかが決まると、いちばん書きたいことも見つけやすくなります。
たとえば、「発表」について書くときも、書けることはいろいろあります。
- 発表の準備をしたこと
- 人前で話して緊張したこと
- 資料を何度も見直したこと
- 聞いている人に伝わるように工夫したこと
- 発表を終えて気づいたこと
すべてを書こうとすると、文章がまとまりにくくなります。書けることのなかから、いちばん書きたいことをひとつ選ぶと、読みやすい文章になります。
「だれに伝えるか」を考える
つぎに、だれに伝える文章なのかを考えます。先生に出す作文なのか、家の人に読んでもらう文章なのか、そのできごとを知らない人に読んでもらう文章なのか。読む人によって、説明のしかたが変わります。
たとえば、同じクラスの人は発表のことを知っているかもしれません。でも、発表を聞いていない人に伝えるなら、「いつ」「どこで」「何を話したか」を書くとわかりやすくなります。
「いちばん伝えたいこと」を決める
最後に、いちばん伝えたいことを決めます。順番にできごとを書くだけでなく、「何を伝えたいのか」を考えると、文章はぐっと読みやすくなります。
- 緊張したけれど、最後まで発表できてうれしかった
- 資料を見直して、わかりやすく伝える大切さを知った
- 質問にうまく答えられなかったので、つぎは準備を増やしたい
- 練習を重ねたことで、落ち着いて話せるようになった
いちばん伝えたいことが決まると、書くことと書かなくてよいことを選びやすくなります。
短いメモを作る
書き始める前に、短いメモを作ると便利です。書きたいことを、短い言葉で書き出します。
- 題材
- 授業での発表
- 読む人
- 先生
- いちばん伝えたいこと
- 緊張したけれど、最後まで発表できてうれしかった
- 書くこと
- 発表の前にどきどきした
- 資料を何度も見直した
- 最後まで話した
- うれしかった
このようにメモしておくと、本文を書き始めるときに迷いにくくなります。
おさらい
- 文章を書き始める前に、何について書くかを決める。
- すべてを書こうとせず、中心にするできごとを選ぶ。
- 読む人に合わせて、説明することを考える。
- いちばん伝えたいことを決める。
- 短いメモを作ってから書き始めると、迷いにくくなる。
書く前の準備ができていると、文章はずっと書きやすくなります。「何を書けばいいかわからない」と感じたときは、まずは、この3つを考えると書きやすくなります。
- 何を書くか。
- だれに伝えるか。
- いちばん伝えたいことは何か。