自分の経験とつなげる

自分の経験とつなげる

読書感想文では、本の内容と自分の経験をつなげて書くことができます。自分の経験を入れると、感想に自分らしさが出ます。

本とまったく同じ経験をしたことがなくてもだいじょうぶです。似たできごと、似た気持ち、同じように迷ったことなどを思い出すと、感想につなげやすくなります。

自分の経験とつなげるときは、つぎのようなことを考えます。

  • 自分にも似た経験があるか
  • 登場人物と同じ気持ちになったことがあるか
  • 自分ならどうしたと思うか
  • 本を読んで、自分の経験をどう考え直したか

似た経験を思い出す

まず、本の中のできごとと似ている経験がないかを思い出します。友だちとのこと、家族とのこと、学校でのこと、習いごとのことなど、身近なできごとでかまいません。

  • 友だちとけんかをしたこと
  • 勇気を出して話しかけたこと
  • 失敗してくやしかったこと
  • だれかに助けてもらったこと
  • 自分の考えが変わったこと

大きなできごとでなくても、自分が覚えていることなら感想につなげられます。

同じ気持ちになったことを探す

本と同じできごとがなくても、同じような気持ちになったことはあるかもしれません。登場人物の行動よりも、そのときの気持ちに注目します。

  • こわかったけれど、がんばったこと
  • 本当のことを言うか迷ったこと
  • 相手の気持ちにあとから気づいたこと
  • だれかにわかってもらえてうれしかったこと

気持ちでつなげると、本の内容を自分のこととして考えやすくなります。

経験を書きすぎない

自分の経験を書くときは、長くなりすぎないようにします。読書感想文なので、中心は本を読んで考えたことです。

自分の経験は、「本の場面と似ているところ」がわかるくらいに短く書きます。そのあとに、本を読んでどう考えたかを続けて書きます。

本の場面と経験をつなげる

本文では、本の場面を書いたあとに、自分の経験を続けます。「わたしにも」「わたしは前に」「この場面を読んで思い出したのは」のように書くと、つなげやすくなります。

書き方の例
主人公が友だちにあやまる場面を読んで、わたしにも似た経験があると思いました。わたしも友だちとけんかをしたとき、自分からあやまれなかったことがあります。

このあとに、「その経験から何を考えたか」を書くと、感想がさらにふくらみます。

経験から考えたことを書く

自分の経験を書いたら、その経験から何を考えたかを書きます。経験を書くだけで終わらせず、本を読んで考え直したことにつなげます。

書き方の例
そのときのわたしは、なかなか「ごめんね」と言えませんでした。だから、主人公が自分からあやまったところを読んで、あやまることにも勇気がいるのだと思いました。

自分の経験と本の場面をくらべると、登場人物のすごさや、自分がこれからどうしたいかを書きやすくなります。

経験が思いつかないとき

どうしても似た経験が思いつかないときは、「自分ならどうするか」を書いてもだいじょうぶです。実際に経験したことではなく、想像して考えることも感想になります。

  • 自分なら、主人公と同じことができるか。
  • 自分なら、どんな言葉をかけるか。
  • 自分なら、そのあとどうしたいか。
  • これから同じようなことがあったら、どうしたいか。

おさらい

読書感想文では、本の内容と自分の経験をつなげると、自分らしい感想になります。同じ経験でなくても、似た気持ちや似た迷いを思い出せばだいじょうぶです。

  • 本の場面と似た経験を思い出す。
  • 同じ気持ちになったことを探す。
  • 自分の経験は短く書く。
  • 経験を書いたあとに、考えたことを書く。
  • 経験がないときは、自分ならどうするかを書く。

自分の経験とつなげられたら、最後に本を読む前と読んだ後で、考えや気持ちがどう変わったかをまとめます。