
読む前後の変化を書く
読書感想文の最後には、本を読む前と読んだ後で、気持ちや考えがどう変わったかを書くとまとめやすくなります。
大きく考えが変わらなくてもだいじょうぶです。「前より少しわかった」「これから気をつけたいと思った」など、小さな変化も読書感想文に書けます。
変化を書くときは、つぎのようなことを考えます。
- 読む前は、どう思っていたか
- 読んでいる途中で、何に気づいたか
- 読んだ後、考えや気持ちがどう変わったか
- これから自分はどうしたいか
読む前の考えを思い出す
まず、本を読む前に自分がどう思っていたかを思い出します。本の題名や表紙を見たときの印象、読む前に知っていたこと、読む前の自分の考えなどです。
- 読む前は、あまり興味がなかった。
- 読む前は、主人公は弱い人だと思っていた。
- 読む前は、友だちとのけんかはすぐに仲直りできると思っていた。
- 読む前は、この本は楽しい話だと思っていた。
読む前の考えを書くと、読んだ後に何が変わったのかがわかりやすくなります。
読んで気づいたことを書く
つぎに、本を読んで気づいたことを書きます。登場人物の行動や言葉から、自分が新しく考えたことを整理します。
- 登場人物も、こわい気持ちを持っていたと気づいた。
- あやまることには勇気がいると気づいた。
- 相手の気持ちを聞くことが大切だと気づいた。
- 自分の考えだけで決めつけてはいけないと思った。
気づいたことを書くと、読んだ後の変化につなげやすくなります。
読んだ後の変化を書く
本を読んだ後、自分の気持ちや考えがどう変わったかを書きます。変化は大きくなくてもかまいません。
- 書き方の例
- 読む前は、けんかをしたらすぐにあやまればよいと思っていました。でも、この本を読んで、あやまるまでには迷いや勇気があるのだとわかりました。
「読む前は」と「でも、この本を読んで」を使うと、変化を書きやすくなります。
これからどうしたいかを書く
読んだ後の変化を書いたら、「これからどうしたいか」を書くこともできます。これからの自分につなげると、読書感想文のまとめになります。
- 書き方の例
- これからは、友だちとすれちがったときに、自分の気持ちだけでなく、相手の気持ちも考えたいです。
「これからは」「次に同じことがあったら」のように書くと、これからの行動につなげやすくなります。
変化が思いつかないとき
変化が思いつかないときは、「前より少しわかったこと」を探します。考えが大きく変わらなくても、気づいたことがあれば、それも変化です。
- 前より、登場人物の気持ちがわかった。
- 前より、相手の立場を考えられるようになった。
- 前より、自分の経験とくらべて考えられた。
- 前より、この本の題名の意味がわかった。
まとめの文にする
最後の段落では、読む前と読んだ後の変化をまとめます。読書感想文全体で書いてきたことを、短くふり返るようにします。
- まとめの例
- この本を読む前は、あやまることは簡単だと思っていました。でも、主人公の気持ちを考えて、あやまるには勇気がいることがわかりました。これからは、けんかをしたときに、相手の気持ちも考えて話したいです。
おさらい
読書感想文の最後には、読む前後の変化を書くとまとめやすくなります。小さな気づきや、これからしたいことも大切な変化です。
- 読む前の考えを思い出す。
- 本を読んで気づいたことを書く。
- 読んだ後の気持ちや考えの変化を書く。
- これからどうしたいかを書く。
- 変化が思いつかないときは、前より少しわかったことを探す。
読む前と読んだ後をくらべると、本を読んだ自分にどんな変化があったのかが伝わります。