
高学年の小学生におすすめの本
読書感想文を書く中学年の小学生(5年生・6年生)におすすめの本を紹介します。
それぞれの本では、あらすじのほかに、「こんな感想を書きやすい」「考えてみよう」も紹介します。読みやすさやページ数も見て、自分に合う1冊を選んでください。
『チョコレート戦争』 大石真/作 北田卓史/絵
- 読みやすさ
- ★★★★☆ 少し長いが、読み進めやすい
- ページ数
- 154ページ
- 出版社
- 理論社
あらすじ
光一たちは、町でいちばんおいしいと評判のチョコレート店を、いつも気にしていました。ある日、店の主人から子どもだからとひどい扱いを受けた光一たちは、納得できません。友だちと話し合った子どもたちは、店に負けないための「チョコレート戦争」を始めます。大人の決めつけに対して、知恵をしぼり作戦を立てる子どもたちの姿が楽しい物語です。
こんな感想を書きやすい
- 光一たちが作戦を考えるおもしろさ
- 不公平だと感じたときにどうするか
- 友だちと協力すること
考えてみよう
- 光一たちは、なぜチョコレート戦争を始めたのでしょうか。
- 作戦の中で、いちばんすごいと思ったものは何ですか。
- 自分なら不公平だと感じたとき、どのように行動しますか。
『二分間の冒険』 岡田淳/作 太田大八/絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 237ページ
- 出版社
- 偕成社
あらすじ
悟が学校の体育館で黒ねこを追って抜け出すと、そこは子どもたちだけがいる不思議な世界でした。元の世界へ帰るため、悟は「この世界でいちばんたしかなもの」を見つけなければなりません。旅の途中で悟は、さまざまな子どもたちと出会い、選んだり決めたりすることの難しさを知ります。現実ではわずか二分間に起こる、長く不思議な冒険の物語です。
こんな感想を書きやすい
- 悟が自分で決断して進む姿
- 「いちばんたしかなもの」は何かという問い
- 冒険の中で出会う人たちとの関係
考えてみよう
- 悟は、どんな場面で勇気を出したと思いますか。
- あなたにとって「いちばんたしかなもの」は何ですか。
- 悟が元の世界に戻ったあと、何が変わったと思いますか。
『ぼくらの七日間戦争』 宗田理/作 はしもとしん/絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 392ページ
- 出版社
- KADOKAWA
あらすじ
夏休みの前日、中学一年生の男子全員が姿を消します。彼らは廃工場を「解放区」と呼び、校則や親の言うことにしばられず、自分たちだけで暮らそうとします。女子生徒たちも加わり、大人たちは子どもたちを連れ戻そうとします。本物の誘拐事件まで起こるなかで、子どもたちは仲間と意見をぶつけながら、自分たちで考え、行動します。
こんな感想を書きやすい
- 子どもたちが大人に伝えたかったこと
- 仲間と協力して作戦を進めるところ
- ルールや自由について考えたこと
考えてみよう
- ぼくらが「解放区」を作った理由を、どう思いますか。
- 大人たちの考えに共感できるところはありましたか。
- 自分なら、学校や家のどんなことを変えたいですか。
『西の魔女が死んだ』 梨木香歩/作
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 240ページ
- 出版社
- 新潮社
あらすじ
学校へ行けなくなったまいは、田舎に住むおばあちゃんの家で過ごすことになります。まいにとっておばあちゃんは、本物の「西の魔女」です。おばあちゃんは、早起きや食事づくり、毎日の小さな約束を続けることを、魔女になるための修行だと教えます。自然に囲まれた暮らしの中で、まいは自分の気持ちと向き合い、自分で生きる力を少しずつ身につけていきます。
こんな感想を書きやすい
- まいとおばあちゃんの関係
- 自分で決めて続けることの大切さ
- まいの心の変化
考えてみよう
- おばあちゃんがまいに教えた「魔女修行」とは、どのようなことでしたか。
- まいが変わったと感じる場面はどこですか。
- 自分の生活で大切にしたい習慣や約束はありますか。
『夏の庭―The Friends―』 湯本香樹実/作
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 224ページ
- 出版社
- 新潮社
あらすじ
「人が死ぬところを見てみたい」と思った三人の少年は、近所でひとり暮らしをしているおじいさんを見張り始めます。けれども、おじいさんが元気に庭仕事をする姿を見ているうちに、三人の思いどおりにはなりません。少年たちは庭の手入れを手伝うようになり、おじいさんと少しずつ言葉を交わします。ひと夏の出会いを通して、生きることや人との関わりを見つめる物語です。
こんな感想を書きやすい
- 三人の少年とおじいさんの関係の変化
- 最初と最後で変わった気持ち
- 生きることや死ぬことについて考えたこと
考えてみよう
- 三人は、なぜおじいさんを見張ろうと思ったのでしょうか。
- おじいさんと過ごす中で、三人はどのように変わりましたか。
- この本を読んで、誰かとの関係について考えたことはありますか。
『バッテリー』 あさのあつこ/作 佐藤真紀子/絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 272ページ
- 出版社
- KADOKAWA
あらすじ
天才ピッチャーの原田巧は、春から祖父の住む町へ引っ越し、そこで同級生の永倉豪と出会います。豪はキャッチャーで、巧の速い球を受けたいと強く願います。自分の力に強い自信を持つ巧と、まっすぐに野球へ向き合う豪は、少しずつバッテリーになっていきます。野球を通して二人がぶつかり合い、家族や周りの人との関係も変わっていく物語です。
こんな感想を書きやすい
- 巧と豪がバッテリーになるまでの関係
- 才能を持つことや努力すること
- 野球に向き合う登場人物の気持ち
考えてみよう
- 巧と豪は、なぜお互いを必要としたのでしょうか。
- 巧の言動を読んで、どう感じましたか。
- 自分が夢中になっていることや、がんばっていることはありますか。
『モモ』 ミヒャエル・エンデ/作 大島かおり/訳
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 409ページ
- 出版社
- 岩波書店
あらすじ
町のはずれの円形劇場あとに住む少女モモは、人の話をじっくり聞くことができます。モモに話すと、町の人たちは自分で答えを見つけたり、仲直りしたりします。そこへ、人々に時間を節約させる「灰色の男たち」が現れ、町から遊びや会話の時間が消えていきます。みんなが心のゆとりをなくしていくなか、モモは時間を取り戻すために立ち向かいます。
こんな感想を書きやすい
- 時間を大切にするとはどういうことか
- モモが人の話を聞く力
- 灰色の男たちが奪ったものについて考えること
考えてみよう
- 灰色の男たちは、人々から何を盗んだのでしょうか。
- モモの「人の話を聞く力」をどう思いますか。
- 自分の時間の使い方について、変えたいと思ったことはありますか。
『星の王子さま』 サン=テグジュペリ/作 内藤濯/訳
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 192ページ
- 出版社
- 岩波書店
あらすじ
砂漠に不時着した飛行士は、小さな星から来たという不思議な王子さまと出会います。王子さまは自分の星に残してきた一輪のばらのことや、旅の途中で訪ねた星々の大人たちのことを語ります。地球では、キツネとの出会いを通して、友だちになることや大切にすることの意味を考えます。目には見えない大切なものについて問いかける物語です。
こんな感想を書きやすい
- 王子さまとキツネの関係
- 「大切なもの」について考えたこと
- 大人たちの姿をどう感じたか
考えてみよう
- キツネは、王子さまにどのようなことを教えましたか。
- 王子さまが大切にしていたバラについて、どう思いますか。
- 目には見えないけれど、大切だと思うものは何ですか。