
低学年の小学生におすすめの本
読書感想文を書く低学年の小学生(1年生・2年生)におすすめの本を紹介します。
それぞれの本では、あらすじのほかに、「こんな感想を書きやすい」「考えてみよう」も紹介します。読みやすさやページ数も見て、自分に合う1冊を選んでください。
『ぐりとぐら』 なかがわりえこ/作 おおむらゆりこ/絵
- 読みやすさ
- ★★★★★ 短く、絵も多く、一人で読みやすい
- ページ数
- 28ページ
- 出版社
- 福音館書店
あらすじ
野ねずみのぐりとぐらは、森の中で大きなたまごを見つけます。二人は、たまごを運んで帰るのではなく、その場で大きなカステラを作ることにしました。ふだん使う道具では足りないので、森にあるものを工夫して集め、火をおこします。甘いにおいにつられて森の動物たちも集まり、できあがるまでをみんなで楽しみに待ちます。
こんな感想を書きやすい
- ぐりとぐらが力を合わせる楽しさ
- 料理やものづくりのおもしろさ
- みんなで分け合ううれしさ
考えてみよう
- ぐりとぐらのどんなところが楽しそうでしたか。
- 自分なら大きなたまごで何を作りたいですか。
- 友だちと一緒に作って楽しかったものはありますか。
『スイミー』 レオ・レオニ/作 谷川俊太郎/訳
- 読みやすさ
- ★★★★★ 短く、絵も多く、一人で読みやすい
- ページ数
- 32ページ
- 出版社
- 好学社
あらすじ
広い海には、赤い小さな魚の兄弟がくらしていました。その中で一匹だけ黒いスイミーは、ある日大きな魚に出会って、ひとりぼっちになります。海を泳ぎながら、スイミーは色とりどりの生き物や不思議な景色を見ます。岩かげにかくれていた仲間たちを見つけると、みんなで安心して海へ出るための作戦を考えます。
こんな感想を書きやすい
- 小さな魚たちが協力するすごさ
- スイミーが考えた作戦
- こわくても一歩ふみ出す勇気
考えてみよう
- スイミーは、どんなことを考えて仲間を助けましたか。
- 一人ではむずかしいことも、みんなならできると思うことはありますか。
- 自分がスイミーだったら、どんな作戦を考えますか。
『ふるやのもり』 瀬田貞二/再話 田島征三/画
- 読みやすさ
- ★★★★☆ 少し長いが、低学年でも読み進めやすい
- ページ数
- 28ページ
- 出版社
- 福音館書店
あらすじ
古い家に住むおじいさんとおばあさんは、雨もりを「ふるやのもり」と呼んでいました。夜、おばあさんの話を聞いた泥棒とおおかみは、その言葉を恐ろしい怪物の名前だとかん違いします。こわがった二人は、相手も同じようにこわがっていることを知らないまま、逃げたり追いかけたりします。くり返しとかん違いがおもしろい、日本の昔話です。
こんな感想を書きやすい
- 泥棒とおおかみのかん違いのおもしろさ
- 昔話ならではのくり返し
- こわいはずなのに笑ってしまう場面
考えてみよう
- 泥棒とおおかみは、なぜ「ふるやのもり」をこわがったのでしょうか。
- いちばんおもしろかったかん違いはどこですか。
- 話を読んで、最初に思ったことと最後に思ったことは変わりましたか。
『チムとゆうかんなせんちょうさん』 エドワード・アーディゾーニ/作 瀬田貞二/訳
- 読みやすさ
- ★★★★☆ 少し長いが、低学年でも読み進めやすい
- ページ数
- 48ページ
- 出版社
- 福音館書店
あらすじ
海のそばに住むチムは、船乗りになることをずっと夢見ていました。ある日チムは、大きな汽船にこっそり乗りこみ、見つかったあとで船の上の仕事を手伝うことになります。船員たちに教わりながら、チムは船の中のさまざまな役目や、海の上でくらす大変さを知ります。嵐の中で思いがけないできごとが起こり、チムは勇気を出すことになります。
こんな感想を書きやすい
- チムが夢に向かって行動するところ
- 船の上で一生懸命働くところ
- こわいできごとに立ち向かう勇気
考えてみよう
- チムが船乗りになりたいと思った気持ちを、どう思いましたか。
- チムは船の上で、どんなことをがんばりましたか。
- 自分にも、いつかやってみたいことはありますか。
『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』 原ゆたか/作・絵
- 読みやすさ
- ★★★★☆ 少し長いが、低学年でも読み進めやすい
- ページ数
- 88ページ
- 出版社
- ポプラ社
あらすじ
ひとりで修行の旅をしているゾロリは、お姫さまの花むこになろうと思いつきます。そのためには、お城の近くにいるこわいドラゴンをたいじしなければなりません。イシシとノシシも仲間になり、三人は知恵と発明を使って作戦を考えます。思いどおりにいかない場面でも、ゾロリは次々と別の方法を思いつき、にぎやかな冒険が始まります。
こんな感想を書きやすい
- ゾロリの作戦や発明のおもしろさ
- 失敗しても次の方法を考えるところ
- 思わず笑ってしまった場面
考えてみよう
- ゾロリの作戦で、いちばんおもしろいと思ったものは何ですか。
- ゾロリのように、困ったときに工夫したことはありますか。
- 自分ならどんな発明をしてみたいですか。
『大きい一年生と小さな二年生』 古田足日/作 中山正美/絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。大人と読むのもおすすめ
- ページ数
- 166ページ
- 出版社
- 偕成社
あらすじ
からだは大きいけれど泣き虫の一年生まさやと、からだは小さいけれどしっかりしている二年生あきよのお話です。二人は学校や帰り道でいっしょにすごし、けんかをしたり、困ったときに助け合ったりします。まさやはあきよの強さに驚き、あきよもまさやのやさしさを知っていきます。ちがうところがある二人が、少しずつ友だちになっていく物語です。
こんな感想を書きやすい
- まさやとあきよのちがうところ
- 友だちと助け合うこと
- 学校での自分の経験とくらべること
考えてみよう
- まさやとあきよのどんなところが心に残りましたか。
- 自分の友だちと似ているところや、ちがうところはありますか。
- 二人のように、友だちを助けたことや助けられたことはありますか。
『おしいれのぼうけん』 古田足日/作 田畑精一/絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。大人と読むのもおすすめ
- ページ数
- 80ページ
- 出版社
- 童心社
あらすじ
保育園でけんかをしたさとしとあきらは、先生にしかられておしいれに入れられてしまいます。暗いおしいれの中で二人は、ふしぎでこわい世界へつながるできごとに出会います。そこには大きなねずみばあさんがいて、二人を追いかけてきます。けんかをしていた二人は、手をつなぎ、こわさに負けないよう力を合わせて逃げようとします。
こんな感想を書きやすい
- こわいときに友だちと助け合うこと
- けんかをした二人の気持ちの変化
- あきらめずに進む強さ
考えてみよう
- さとしとあきらは、どうして力を合わせられたのでしょうか。
- いちばんどきどきした場面はどこですか。
- こわいときや困ったときに、だれかと助け合ったことはありますか。
『エルマーのぼうけん』 ルース・スタイルス・ガネット/作 渡辺茂男/訳
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。大人と読むのもおすすめ
- ページ数
- 128ページ
- 出版社
- 福音館書店
あらすじ
心やさしい少年エルマーは、助けた年老いたねこから、どうぶつ島にとらえられているりゅうの子の話を聞きます。りゅうを助けると決めたエルマーは、チューインガムや棒つきキャンディーなど、身近な品をかばんに入れて島へ向かいます。島にはエルマーを止めようとする動物たちが待っています。エルマーは、持ってきた物と自分の知恵を使いながら、勇気を出して進みます。
こんな感想を書きやすい
- りゅうを助けようとするエルマーのやさしさ
- 身近な道具を使う知恵
- 何度も困りごとを乗りこえる勇気
考えてみよう
- エルマーは、どうしてりゅうを助けようと思ったのでしょうか。
- エルマーが使った道具で、すごいと思ったものは何ですか。
- 自分が困っている人や動物を見つけたら、どうしたいですか。