
中学年の小学生におすすめの本
読書感想文を書く中学年の小学生(3年生・4年生)におすすめの本を紹介します。
それぞれの本では、あらすじのほかに、「こんな感想を書きやすい」「考えてみよう」も紹介します。読みやすさやページ数も見て、自分に合う1冊を選んでください。
『ごんぎつね』 新美南吉/作 黒井健/絵
- 読みやすさ
- ★★★★☆ 少し長いが、読み進めやすい
- ページ数
- 48ページ
- 出版社
- 講談社
あらすじ
いたずら好きの小ぎつね・ごんは、兵十が病気の母親のために取った大切なうなぎを、いたずらで取ってしまいます。その後、兵十の母親が亡くなったことを知ったごんは、自分がしたことを後悔します。ごんは、兵十に気づかれないよう、くりやまつたけを家へ届けてつぐないをしようとします。二人の気持ちがすれ違う、心に残る物語です。
こんな感想を書きやすい
- ごんが兵十にしたことと、つぐないをしようとした気持ち
- ごんと兵十のすれ違い
- 読んだあとに心に残った場面
考えてみよう
- ごんは、なぜ兵十の家にくりやまつたけを届けたのでしょうか。
- 兵十は、どの場面でごんの気持ちに気づけたと思いますか。
- ごんと兵十が話せていたら、結末はどう変わったと思いますか。
『モチモチの木』 斎藤隆介/作 滝平二郎/絵
- 読みやすさ
- ★★★★☆ 少し長いが、読み進めやすい
- ページ数
- 32ページ
- 出版社
- 岩崎書店
あらすじ
豆太は、山あいの小屋でじさまと二人で暮らす、夜がこわい男の子です。大きなモチモチの木が光るという話を聞いても、豆太は暗くなると一人で外へ行けません。ある晩、じさまが急に苦しみだし、豆太は真っ暗な雪道を医者を呼びに走ります。大切な人のために、こわさをこえて勇気を出した豆太の姿を描いた物語です。
こんな感想を書きやすい
- 豆太がこわさを乗りこえる場面
- じさまと豆太のあたたかい関係
- 勇気を出すとはどういうことか
考えてみよう
- 豆太は、いつも夜をこわがっていたのに、なぜ走り出せたのでしょうか。
- 豆太の行動を読んで、どんな気持ちになりましたか。
- 自分がこわくてもがんばった経験はありますか。
『大どろぼうホッツェンプロッツ』 オトフリート・プロイスラー/作 中村浩三/訳
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 207ページ
- 出版社
- 偕成社
あらすじ
おばあさんの大切なコーヒーひきが、大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれてしまいます。カスパールとゼッペルは、どろぼうをつかまえるために、警察官に変装したり作戦を立てたりします。しかし、二人はホッツェンプロッツだけでなく、大魔法使いツワッケルマンにも出会って大ピンチに。おばあさんのために知恵をしぼる二人の、にぎやかな冒険物語です。
こんな感想を書きやすい
- カスパールとゼッペルが力を合わせるところ
- どろぼうをつかまえるための作戦
- おもしろかったできごとや登場人物
考えてみよう
- 二人の作戦で、うまくいったこととうまくいかなかったことは何ですか。
- 自分が二人の仲間なら、どんな方法で助けますか。
- いちばんどきどきした場面はどこですか。
『びりっかすの神さま』 岡田淳/作・絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 196ページ
- 出版社
- 偕成社
あらすじ
転校生の始くんの前に、びりになった子にだけ見える不思議な「びりっかすさん」が現れます。クラスでは、かけっこやテストなど、何でも順位をつけて一番やびりを決めています。びりっかすさんとの出会いをきっかけに、始くんやクラスの子どもたちは、勝つことやがんばること、本当に大切なものについて考え始めます。
こんな感想を書きやすい
- びりっかすさんの正体について考えること
- 順位や勝ち負けについて思ったこと
- クラスのみんなの変化
考えてみよう
- びりっかすさんは、なぜびりになった子に見えるのでしょうか。
- 勝つことと、がんばることは同じだと思いますか。
- 始くんたちのクラスは、どのように変わっていきましたか。
『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤洋/作 杉浦範茂/絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 273ページ
- 出版社
- 講談社
あらすじ
岐阜で大切に飼われていた黒ねこのルドルフは、ひょんなことから遠い東京まで運ばれてしまいます。知らない町で困っていたルドルフを助けたのは、野良ねこのボス、イッパイアッテナでした。イッパイアッテナはルドルフに文字の読み書きや、外で生きるための知恵を教えます。家へ帰ることを目標に、ルドルフが少しずつ成長していく冒険物語です。
こんな感想を書きやすい
- ルドルフとイッパイアッテナの関係
- ルドルフが学び、成長するところ
- 家に帰りたいというルドルフの気持ち
考えてみよう
- イッパイアッテナは、ルドルフにどんなことを教えましたか。
- ルドルフがいちばん成長したと思う場面はどこですか。
- 知らない場所で一人になったら、何を大切にしたいですか。
『それいけズッコケ三人組』 那須正幹/作
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 208ページ
- 出版社
- ポプラ社
あらすじ
ハカセ、ハチベエ、モーちゃんは、好奇心いっぱいのズッコケ三人組です。物知りで少し変わり者のハカセ、元気で行動が早いハチベエ、おっとりしたモーちゃんは、いつも一緒に遊んでいます。遊びや探検の中で、三人は思いがけないできごとに次々と出会います。三人それぞれの個性と、テンポのよいやりとりが楽しい物語です。
こんな感想を書きやすい
- 三人それぞれの個性
- 思わず笑った場面
- 友だちと一緒に行動する楽しさ
考えてみよう
- 三人のうち、だれにいちばん共感しましたか。
- 三人が力を合わせた場面で、心に残ったところはどこですか。
- 自分の友だちと似ているところはありますか。
『魔女の宅急便』 角野栄子/作 林明子/絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 272ページ
- 出版社
- 福音館書店
あらすじ
13歳の魔女キキは、魔女のしきたりにしたがい、黒ねこのジジとともに知らない町へ一人で旅立ちます。海の見える町を住む場所に決めたキキは、ほうきで空を飛べる力を生かして宅急便の仕事を始めます。荷物を届けるたびに、キキは町の人たちや新しい友だちと出会います。失敗や悩みも経験しながら、自分の力で生きることを学んでいく物語です。
こんな感想を書きやすい
- キキが新しい町でがんばる姿
- 仕事を通して出会う人たち
- 自分らしく生きることについて考えたこと
考えてみよう
- キキは、知らない町でどんな工夫をして仕事を始めましたか。
- キキの気持ちが変わった場面はどこですか。
- 自分が新しい場所へ行くとしたら、どんなことに挑戦したいですか。
『ふしぎな木の実の料理法』 岡田淳/作・絵
- 読みやすさ
- ★★★☆☆ 長め、言葉や話が少し難しい。じっくり読むのがおすすめ
- ページ数
- 190ページ
- 出版社
- 理論社
あらすじ
こそあどの森で一人静かに暮らすスキッパーのもとへ、ある日、不思議な木の実が届きます。いっしょに届いた料理法の手紙はぬれて読めず、何が書いてあるのか分かりません。内気で人づきあいが苦手なスキッパーは、思い切って森の仲間たちをたずね、知恵を借りることにします。木の実の料理法を探すうちに、少しずつ人とつながっていく物語です。
こんな感想を書きやすい
- スキッパーと森の仲間たちのやりとり
- 不思議な木の実の料理法を考える楽しさ
- スキッパーの気持ちの変化
考えてみよう
- スキッパーは、なぜ一人で考えこまずに仲間を訪ねたのでしょうか。
- 森の仲間の中で、気になる人物はだれですか。
- 自分なら木の実をどんな料理にしてみたいですか。