原稿用紙の用語集
原稿用紙や作文の説明には、ふだんあまり使わない言葉が出てくることがあります。言葉の意味を知っておくと、書き方の決まりを理解しやすくなります。
この「原稿用紙の用語集」ページでは、原稿用紙や作文でよく使う言葉を短い説明と例で紹介します。作文や感想文を書く前や、見直しをするときに確認できます。
原稿用紙の基本
原稿用紙
原稿用紙とは、文字を書くためのマスが並んだ用紙です。作文や感想文を書くときに使います。よく使われるものに、20字×20行の400字詰の原稿用紙があります。
原稿用紙では、題名、名前、本文、句読点を書く場所や書き方に、基本の決まりがあります。決まりを知っておくと、読む人に伝わりやすい文章になります。
マス
マスとは、原稿用紙で文字を1つ書くための四角い枠です。ひらがな、カタカナ、漢字、句読点やかぎかっこも1マス使います。
小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」も、ほかの文字と同じように1マス使います。たとえば、「きょう」は「き」「ょ」「う」で3マス使います。
文章のまとまり
段落
段落とは、文章のまとまりのことです。場面が変わるとき、時間が進むとき、考えや気持ちを新しく書き始めるときに段落を分けます。
新しい段落を書くときは、改行して次の行から1マス空けて書き始めます。段落を分けると、文章の流れがわかりやすくなります。
字下げ
字下げとは、段落の初めを1マス空けて書くことです。作文や感想文では、新しい段落を書き始めるときに使います。
字下げをすると、どこから新しい話題が始まったのかわかりやすくなります。会話文を書くときは、改行して次の行から1マス空けずに書き始めます。
改行
改行とは、次の行から書き始めることです。段落を分けるときや、会話文を書くときに使います。
新しい段落を書くときは、改行して次の行から1マス空けて書き始めます。会話文を書くときは、改行して次の行から1マス空けずに書き始めます。
句読点と記号
句読点
句読点とは「。」と「、」のことです。文の終わりに使う句点「。」と、文の途中で区切る読点「、」を合わせた呼び方です。文章を読みやすくするために使います。
原稿用紙では、句読点もほかの文字と同じように1マス使います。ただし、句読点は行の初めに書きません。句読点が行の初めにきてしまうときは、前の行の最後のマスに書きます。
かぎかっこ
かぎかっことは、会話文や強調したい言葉を囲む記号です。原稿用紙では、かぎかっこもほかの文字と同じように1マスずつ使います。
会話文の終わりでは、「。」と閉じかぎかっこを同じマスに書きます。たとえば、「おはよう。」のように書きます。
二重かぎかっこ
二重かぎかっこは、本の題名や会話文の中にさらに会話が入るときに使います。たとえば、本の題名は『さるかに合戦』のように書きます。
行の位置と禁則
行頭と行末
行頭とは、行の初めのことです。行末とは、行の終わりのことです。原稿用紙の説明では、「行頭に書かない」「行末に置く」などの言い方が出てくることがあります。
ぶら下げ
ぶら下げとは、句読点が行の初めにこないように、前の行の最後のマスに書くことです。ぶら下げを使うと、行の初めに句読点がこないので、文章が読みやすくなります。
禁則処理
禁則処理とは、句読点やかっこなどが読みにくい位置にこないように、文字の置き方を整えることです。本を印刷するときに使う専門的な言葉です。
行の初めに句読点を書かないようにすることは、禁則処理のひとつです。
見直し
推敲
推敲とは、書いた文章をよりよくするために、言葉や文の順番を直すことです。内容が伝わりやすいか、同じ言葉を使いすぎていないかなどを見直します。
たとえば、「楽しかったです」だけで終わらず、なにが楽しかったのかを足すと、読む人に伝わりやすくなります。文章を育てる作業が推敲です。
校正
校正とは、書いた文章を読み直して、まちがいや読みにくいところを直すことです。誤字や脱字、句読点の位置、原稿用紙の使い方などを確認します。
作文を書き終えたら、内容を読むだけでなく、段落の初め、句読点、かぎかっこ、題名や名前の位置も見直すと、読みやすい文章に近づきます。
誤字と脱字
誤字とは、まちがった字を書くことです。脱字とは、必要な字が抜けていることです。どちらも、文章を読み直すときに見つけたいところです。
作文を書き終えたら、声に出して読むと、誤字や脱字に気づきやすくなります。自分で読んだあとに、家の人や先生に読んでもらうのもよい方法です。